/

米国株、ダウ反落で始まる 一時500ドル超安 世界景気の回復鈍化を懸念

(更新)

【NQNニューヨーク=戸部実華】8日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落して始まり、午前9時50分現在は前日比423ドル03セント安の3万4258ドル76セントで推移している。下げ幅は一時500ドルを超えた。世界で新型コロナウイルスの感染拡大が収まらず、景気回復が遅れかねないとの見方が強まった。米長期金利が一時1.25%と2月以来の低水準まで下げ、急速な金利低下も景気減速の懸念を誘った。

日本政府が東京都に4回目の緊急事態宣言を発令することを決め、米市場で世界的な変異ウイルスの広がりへの警戒感が高まった。8日朝発表の週間の米新規失業保険申請件数は37万3000件と前週から増え、市場予想(35万件)よりも多かった。米国の雇用回復ペースの鈍化も意識された。

中国当局によるネット企業などへの規制強化を背景にアジアの主要株式相場が軒並み下げたことも、投資家心理の悪化につながっている。市場心理を測る指標となる米株の変動性指数(VIX)は前日から3割高い21台を付ける場面があった。不安心理が高まった状態とされる20を上回った。

景気敏感株への売りが目立ち、航空機のボーイングや建機のキャタピラー、化学のダウが下げている。長期金利低下で利ざや悪化が懸念され、ゴールドマン・サックスなど金融株も売りが先行した。原油安を受け、石油のシェブロンも安い。ダウ平均の構成銘柄以外では経済活動の再開の恩恵を受けやすいクルーズ船のカーニバルや空運のアメリカン航空グループなどが売られている。

前日まで長期金利低下を支えに上昇が目立っていたハイテク株も利益確定売りに押されている。顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムやスマートフォンのアップル、ソフトウエアのマイクロソフトが安い。前日まで連日で過去最高値を更新していたナスダック総合株価指数は5営業日ぶりに反落して始まった。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン