米国株、ダウ続伸で始まる 市場予想下回るCPIを好感
【NQNニューヨーク=川内資子】13日の米株式相場でダウ工業株30種平均は大幅に続伸して始まり、午前9時40分現在は前日比533ドル63セント高の3万4538ドル67セントで推移している。13日朝発表の11月の米消費者物価指数(CPI)が前年同月比7.1%上昇と伸び率は前月の7.7%から大きく縮小し、市場予想(7.3%)も下回った。インフレ減速を背景に米連邦準備理事会(FRB)が想定より早く利上げを停止する可能性が意識され、幅広い銘柄が買われた。
米長期金利は一時3.42%と前日終値(3.61%)から大きく低下し、金融引き締めによる景気悪化が限られるとの見方が株式の買い安心感につながった。
長期金利の低下を受けて高PER(株価収益率)のハイテク株が買われ、顧客情報管理のセールスフォースやソフトウエアのマイクロソフト、スマートフォンのアップルが高い。ホームセンターのホーム・デポやスポーツ用品のナイキなど消費関連も上げ、化学のダウなど景気敏感株も高い。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、3%超上げて始まった。
関連キーワード