米国株、ダウ反発で始まる 利上げ減速期待で
(更新)
【NQNニューヨーク=横内理恵】1日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発して始まり、午前9時35分時点では前日比232ドル82セント高の3万2965ドル77セントで推移している。米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを緩めるとの期待から買いが優勢になっている。米長期金利が前日終値の4.05%から3.9%台に低下し、株式の相対的な割高感が和らいだのも好感されている。
FRBは2日まで開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で4会合連続で0.75%の大幅利上げを決める見込み。市場にはパウエル議長が会合後の記者会見で、その次の12月会合での利上げ幅縮小を示唆するとの期待がある。
中国政府が新型コロナウイルスの感染封じ込めを狙う「ゼロコロナ政策」を見直すとの観測が市場の一部で浮上したのも投資家心理改善につながっている。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も反発して始まった。
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