米国株、ダウ反落で始まる FOMCとハイテク大手決算控え利益確定売り
【NQNニューヨーク=川上純平】30日の米株式市場でダウ工業株30種平均は7営業日ぶりに反落して始まり、午前9時35分現在は前週末比75ドル56セント安の3万3902ドル52セントで推移している。米連邦準備理事会(FRB)が1月31日~2月1日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、利益確定や持ち高調整目的の売りが先行した。
FOMCでは0.25%の利上げを決める見通し。その後の利上げ方針を見極める上で、パウエルFRB議長の記者会見に関心が集まる。今週はスマートフォンのアップルやネット通販のアマゾン・ドット・コムなどハイテク大手の決算発表も相次ぐ。ダウ平均は直近の6営業日で930ドルあまり上昇し、売りが出やすくなっている。
前週末にかけて上昇が目立った映画・娯楽のウォルト・ディズニーやクレジットカードのビザなど消費関連株が安い。ソフトウエアのマイクロソフトやスマートフォンのアップルなどハイテク株にも売りが出ている。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反落して始まった。
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