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米国株、ダウ急反落し3万ドル下回る 金融引き締め加速で景気に懸念

【NQNニューヨーク=川上純平】16日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に反落して始まり、午前9時44分には前日比790ドル34セント安の2万9878ドル19セントまで下げた。3万ドルを下回るのは2021年1月以来。米連邦準備理事会(FRB)は15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で通常の3倍に当たる0.75%の利上げを決め、今後も大幅な利上げが続く方針を示した。16日は欧州の主要中央銀行も相次ぎ利上げに動き、景気冷え込みを警戒した売りが強まった。

FOMCで示した見通しでは、FRBは22年末には政策金利を3.25~3.5%に引き上げる方針。景気をふかしも冷やしもしない中立金利(2.5%)を大幅に上回る水準まで引き上げ、インフレ抑制を急ぐ。16日には英国とスイスの中銀も利上げを決め、欧州株式相場も軒並み大幅に下落している。

急激な金融引き締めが経済を冷やすとの見方から景気敏感株を中心に売られ、化学のダウや建機のキャタピラーが安い。消費関連株も売られ、スポーツ用品のナイキやクレジットカードのビザが下げている。

米長期金利は16日朝に一時3.49%と前日終値(3.29%)から大幅に上昇した。長期金利が上昇すると相対的な割高感が意識されやすい高PER(株価収益率)のハイテク株も下げている。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反落して始まった。

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