2019年2月19日(火)

肥薩おれんじ鉄道、自治体の支援固まる

2014/7/19付
保存
共有
印刷
その他

熊本県八代市と鹿児島県薩摩川内市を結ぶ鉄道を運営する第三セクター、肥薩おれんじ鉄道(八代市)の経営問題で、鹿児島県の自治体による支援が固まった。最後まで支援に難色を示していた鹿児島市議会が18日、県からの要請に応じることを決めた。県内の市町村などが積み立てた基金から毎年約1億円を10年間支出し、同社の赤字の穴埋めに使う。

薩摩川内市を走る肥薩おれんじ鉄道

市議会は同日の議会運営委員会で支援を決定した。仮屋秀一議長は「多くの経営課題はあるが、公共交通機関ということを踏まえると支援せざるを得ない」と述べた。

基金を運営管理するのは鹿児島県市町村振興協会。県内の市長会、町村会、市議会議長会、町村議会議長会の4団体で構成する。市議会議長会を除く3団体は基金による支援を既に容認。市議会議長会は鹿児島市議会が協議中だったため態度を決めていなかった。

鹿児島市議会は基金が本来、災害対策などに備えたものである点を慎重に議論してきた。今回の支援決定に際し、県には株主としての経営チェック、おれんじ鉄道には収支の改善努力、振興協会には基金支出決定の透明化などを要望した。

今回の決定を受け、市議会議長会は24日に支援を決定する。その後、振興協会の理事会で基金支出を決める。協会理事長の森博幸鹿児島市長は6月の会見で「4団体の意見が一致することが重要」と述べていた。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報