韓国映画制作会社、シンガポールに上場へ
■スパックマン・エンターテインメント・グループ(韓国の映画制作会社) 6月末にシンガポール取引所(SGX)に新規株式公開(IPO)に向けた予備申請書類を提出した。韓国映画の海外市場への売り込み拡大につなげる。
スパックマンは韓国で2013年に大ヒットしたスリラー映画「コールド・アイズ(監視者たち)」やSF映画「スノーピアサー」などで知られる。「スノーピアサー」の配給権は世界100カ国に販売された。同社の13年の売上高は1200万ドル(約12億2000万円)で、12年のほぼ3倍に増えた。
スパックマンは調達資金を、国際的なM&A(合併・買収)や外国企業との合弁事業など、海外での事業拡大のために投入する。
同社は少なくとも年4本の映画を制作、世界への配給を視野に入れた英語などでの映画制作も本格化させる方針。シンガポールと米ロサンゼルスにオフィスも開設する計画。(シンガポール=菊池友美)