iPS臨床「中止」を撤回 理研責任者、発言で波紋

2014/7/3付
保存
共有
印刷
その他

iPS細胞を使った世界初の臨床研究を進めている理化学研究所の高橋政代プロジェクトリーダーは2日夜、STAP細胞を巡る混乱から研究の一部中止を検討しているとした同日午前の短文投稿サイト「ツイッター」での発言を事実上撤回し「中止を考えているものではない」とする文書を発表した。

高橋氏は、STAP細胞の論文で研究不正が認定された小保方晴子研究ユニットリーダーと同じ理研発生・再生科学総合研究センター(神戸市)に所属。目の難病患者の皮膚からiPS細胞を作り、網膜の細胞に成長させて移植する治療の責任者で、世界でも前例がないことから、安全の確保に万全を期すことを公言してきた。

高橋氏は2日午前、ツイッターに「現在進行している患者さんの治療のための細胞準備はやめるわけにはいきませんが、まだ始まっていない患者さんの治療については中止も含めて検討いたします」などと書き込んだ。

この発言は大きな波紋を呼んだが、同日夜に発表したコメントで、一部中止を検討するとした発言を事実上撤回。「慎重にならざるを得ないというのが真意」「一刻も早く治療法を作りたいという信念は変わっていない」と釈明した。

日経電子版が最長2月末まで無料!
初割は1/24締切!無料期間中の解約OK!

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

電子版トップ



[PR]