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海洋リゾート施設「ラグーナ蒲郡」、8月からHIS運営

海洋リゾート施設「ラグーナ蒲郡」の3事業の運営を、8月からエイチ・アイ・エス(HIS)グループが引き継ぐことが24日決まった。ハウステンボス(長崎県佐世保市)再建の実績を持つHISは、夜間や冬場などの誘客で有効策を探る。ただ限られたスペース内での施設整備やアクセス道路の改善など、解決すべき課題も多い。

蒲郡市議会で新たな運営事業者への合計30億円の支援金を交付する条例が可決されたことで、予定より1~2カ月ほど早く運営を譲渡することにしたという。夏場の書き入れ時に新たな運営事業者のもとで集客に取り組む狙いもありそうだ。

周辺自治体の期待は大きい。24日の記者会見で大村秀章知事は「全国、アジアから観光客が来る施設となることを期待する」と述べた。もっともHISの沢田秀雄会長は「ハウステンボスの再建手法がそのまま使えるわけではない。ライバルも多く難しい挑戦になるだろう」との見方を示す。

ラグーナ蒲郡はプールを核としたテーマパーク「ラグナシア」や、海洋健康施設「タルゴ ラグーナ」などが集客の柱。ただラグナシアの2013年度の入場者88万人のうち、プール利用者が見込める7~9月が約5割を占める。継続的に利用者を増やすには夜間や冬場の集客策が不可欠だ。

新たなHIS系の運営会社は夜間のイルミネーションなどを仕掛けて集客力を高める。ただハウステンボスと違い、拡張スペースは限られる。営業時間の短さもネック。6月の平日でみると、営業時間は午前10時から午後5時まで。利用者の滞在時間を長くできる施設をどれだけ用意できるかが1つのカギになる。

HISグループの努力だけでは埋められない課題もある。例えばアクセス道路の整備だ。自動車での利用が多いとされるだけに、渋滞を解消すれば利便性向上につながる。愛知県はアクセス道路整備のため、14年度予算に用地取得費など5億5000万円を計上し、利用者増を後押しする。

今後、未利用地の分譲などに専念する蒲郡海洋開発(愛知県蒲郡市)を支援するため、蒲郡市は商業エリアや文化教育エリアなどに分けたまちづくり構想案も用意。予防・健診に関わる施設などを誘致し、にぎわいとともに雇用創出も進める。

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