2019年9月20日(金)

カーブドッチ、ワイン生産能力4割増 農業ファンドが出資

2014/6/23付
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カーブドッチワイナリー(新潟市、今井卓社長)は今冬をメドに、ワインの生産能力を現在より4割多い年間10万本に増やす。第四銀行系の農業ファンドから出資を受け、投資資金を調達する。ワイン用ブドウの作付面積の拡大や、カフェの開業も計画している。国内有数の日本酒生産地で、ワイン関連の6次産業化を進める。

増産投資に備え、新会社「にいがたワインビレッジ」を設立した。カーブドッチグループが5千万円、残りの5千万円を第四銀系のだいし食品産業活性化ファンドが7月までに出資し、資本金を1億円とする。同ファンドは農業の6次産業化に寄与する案件を投資対象にしており、今回が第1号案件となる。

現在2カ所に分かれているワインの製造拠点を統合し、今冬までに増築する。仕込み用のタンクや貯蔵施設を増やし、生産能力を高める。既存の商品の増産に加え、ワインにあまり親しみのない人でも飲みやすい新商品を開発する。

ワイン用ブドウの生産も順次増やす。現在、自社で栽培しているワイン用ブドウの作付面積は8ヘクタール。10年後には75%増の14ヘクタールに広げる。

原料のブドウを栽培する契約農家の数も増やす方針だ。自社や契約農家などを合わせた10年後の作付面積の合計は、現在の約3倍の40ヘクタールとなる見通しだ。地域で雇用を増やし、耕作放棄地の有効利用につながる可能性がある。

2015年春にはワイナリーの敷地内に、地元の野菜やハーブを食材に使った料理を提供するカフェを開業する。ワインショップも併設する予定だ。

カーブドッチはワイナリー経営塾を通じ、後進を育成してきた。卒業生が「フェルミエ」などを開き、カーブドッチ周辺はワイナリーの集積地になりつつある。15年春に開店予定のワインショップでは、周辺のワイナリーの商品も販売し、顧客の選択肢を増やす。

今後も後進を育成する。同社と卒業生が運営するワイナリーも含め、現在の4軒から、10軒に増やしたい考え。集積が進めば、徒歩で多様なワイナリーを見学しやすくなり、観光地としての魅力も高まる。新潟市が農業分野の国家戦略特区に選ばれるなか、先行して競争力を高める。

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