米飲料容器大手ボール、ミャンマー進出
■ボール・コーポレーション(米コロラド州、飲料容器大手) ミャンマーのティラワ工業団地に進出すると発表した。米コカ・コーラなどミャンマーに生産拠点を持つ世界の飲料大手に容器を供給する。
同国初の近代的工業団地であるティラワ工業団地への進出が明らかになるのは日本の江洋ラヂエーター(名古屋市)に次いで2社目。
ミャンマーにはコカ・コーラのほか、デンマークのカールスバーグなど欧米の飲料大手が進出している。ボールは2015年半ば以降工場を稼働し、清涼飲料水用の缶容器を供給する計画だ。工場稼働により150人の新規雇用が見込まれる。
ティラワ工業団地は住友商事、丸紅、三菱商事の日本の3商社やミャンマー主要企業などで構成する合弁会社が開発。15年春以降に段階的に稼働する見通し。電気や工業用水を備え、ミャンマー政府は海外の大手製造業進出の受け皿として期待している。
(ヤンゴン=松井基一)