東北6県、最優秀「道の駅」は鳥海 国交省などが発表会

2014/5/23付
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東北6県の「道の駅」のうち人気が高い場所や、まちづくり・防災に役立っている取り組みの発表会が23日、仙台市内で開かれた。物産コーナーや地元出身漫画家によるキャラクターを使った集客策など、6県を代表する「道の駅」について地元市町長がPR。出席者による投票の結果、山形県遊佐町の道の駅「鳥海」が最も優れた取り組みとして表彰された。

発表会は、国土交通省や市町村でつくる東北「道の駅」連絡会が初めて開催した。東北地方整備局の各事務所が、6県に144カ所ある道の駅から、独自の取り組みを各県1カ所ずつ選び、発表した。

最優秀に選ばれた「鳥海」の売りは特産品の魅力発信に成功していること。冬はタラやアンコウ、夏は岩ガキなどが名物で、焼きたての魚介類を買えるコーナーにはよく行列ができ、買った魚を食堂に持ち込んで食べられる。年間約230万人の利用者を集めている。

遊佐町が道の駅の運営に力を注ぐのは「通過されるだけの町になってしまう危機感」(時田博機町長)があるため。秋田県にかほ市の「象潟」も平日に高齢者向けに格安企画を打ち出すなどして、道の駅を拠点にした集客策を練る。

絵本「11ぴきのねこ」で知られる漫画家、馬場のぼるさんの出身地である青森県三戸町は、道の駅「さんのへ」に猫グッズをそろえている。

商品だけでなく、包装紙やレジ袋にも猫の絵を印刷。道の駅と町内の観光地を結ぶバスにも猫のキャラクターをペイントした。2015年度には近接地にゴルフ場を開設するなど道の駅を中心としたまちづくりも進んでいる。

防災もキーワードだ。岩手県雫石町は昨夏の豪雨時に町内を走る国道が通行止めになり、道の駅「雫石あねっこ」に避難者を集めて応対した。「道の駅で防災訓練を行うことにした」と深谷政光町長は話す。

このほか、福島県二本松市の道の駅「安達」と宮城県七ケ宿町の「七ケ宿」も、東日本大震災を受けて防災力を強化した事例を報告した。

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