東京都、知事本局を廃止 石原氏時代の組織解体

2014/5/23付
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東京都の舛添要一知事は都庁の中心とされてきた知事本局を7月に廃止する。同局は石原慎太郎元知事が設置し、尖閣諸島購入構想も担った旧来の都政の象徴的組織。代わりに政策立案・調整に特化する政策企画局を設置する。舛添氏は「単なる組織改正にとどめることなく新しい組織風土を根付かせる試みにしたい」としている。

23日の定例記者会見で発表した。6月に開く都議会に組織条例改正案を提出。議決を得られれば毎年恒例の7月の幹部人事異動にあわせ、新局を発足させる。

知事本局は、青島幸男知事時代まで政策報道室という名称だった。これを青島氏の後任の石原氏が2001年に知事本部に改組し、さらに04年に庁内で最も大きな組織単位である「局」にした。ただ都庁内外から「大きな秘書室でしかない」といった批判も出ていた。

舛添知事は「トップマネジメント組織であるはずが、歴代知事の関心事項の単なる作業部隊になっている。今のままでは参謀本部としての体をなしていない」と主張。尖閣諸島やカジノ関連などの事務は他の部局に移管し、現在270人ほどいる職員は200人規模にスリム化する。

新たに設ける政策企画局は「頭脳集団に純化させる」と強調。5月16日付で任命した知事補佐官と共に知事と各局をつなぐ立場で、長期計画づくりなどに当たるという。

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