2018年10月24日(水)

農研機構、病気に強いレモンの新品種開発

2014/5/24付
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農研機構果樹研究所は23日、病気に強いレモンの新品種を開発したと発表した。これまで瀬戸内海の島々などに限られていた生産地域を広げられる可能性があるという。実が大きく果汁が豊富で、酸味がまろやかなことも特徴。2015年秋から苗木を出荷する見通しだ。

既存のレモンより大きな新品種「璃の香」(農研機構果樹研究所提供)

同研究所が開発したレモンの新品種は「璃の香(りのか)」。既存品種のリスボンレモンと、ミカンの1種である日向夏を交配して作った。

1個の重さは200グラム程度で、約半分を果汁として搾れる。酸の含量は5.6%で既存品種よりまろやかな味という。皮の厚さは3ミリ程度で手でもむける。国内向けに出荷されている通常のレモンに比べて大きいうえ、1カ月程度早く熟す。

最大の特徴はレモンに大きな被害をもたらす、かいよう病に強いこと。通常は台風などで実や葉に傷ができるとかいよう病にかかりやすくなるため、産地が限定される。璃の香は太平洋側を中心に温州ミカンを栽培できる地域であれば、育てることが可能という。

国内で出回っているレモンのうち国産は1割以下といわれており、新品種の登場は、国産レモンの生産拡大につながる可能性がある。

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