2017年11月19日(日)

LINEがコロンブス作戦 スペイン語経由で米攻略

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2014/5/25 7:00
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 無料通話・チャットアプリのLINE(東京・渋谷)。海外での登録者数は日本の5100万人を大幅に上回る3億8000万人に達した。立ちはだかるのは米フェイスブックが買収したワッツアップ。LINEが仕掛けるのは「コロンブス作戦」とも呼べそうなスペイン語圏経由で米国を攻める独自の手法。日韓発のアプリは米国の巨人を倒せるのか。

■メッシ選手起用

 「ゴール」と叫ぶレアル・マドリードのクリスティアーノ・ロナウド、軽快にドリブルするバルセロナのメッシ――。スペインを代表するサッカークラブのスター選手のイラストが現地のスマートフォン(スマホ)で盛んにやり取りされている。LINEは2013年9月、両クラブと業務提携して人気機能の「スタンプ」に選手の似顔絵を利用する権利を得た。

 スタンプはチャットで喜怒哀楽の感情を表すイラストだ。イラストに添えられる「OK」「Hello」といった言葉は、スペイン語やポルトガル語などで表記される。「ビッグクラブの人気を借りて欧州と南米でユーザーを獲得する」(LINE)のが狙いだ。

 チャットができる「メッセンジャー」と呼ばれるアプリはLINEだけではない。欧米ではフェイスブックが今年2月に190億ドル(約1兆9000億円)で買収を発表したワッツアップが広く普及している。交流サイト(SNS)の利用実態を示す月間アクティブユーザー数(MAU)は5億人。LINEは公表していないが3億人程度とみられ、水をあけられている。

 ワッツアップはスペインでも利用者が多いが、12年秋にトラブルで一時停止。現地の有力ブロガーがLINEを勧めたことから、一部で乗り換えが起こった。LINEは当時、日本語と英語のみだったが、敵失を見逃さず、すかさずスペイン語版を投入した。

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