裁判員5年、求刑上回る判決42件 刑の公平性課題
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2009年の裁判員制度スタートから21日で丸5年。これまでに42件の裁判員裁判で検察側の求刑を上回る判決が言い渡され、プロの裁判官との差が目に付くようになっている。刑事裁判に市民感覚を反映させる以上は想定されたことだが、行きすぎると刑の公平性が損なわれるとの懸念も出ている。
「親から虐待を受けた子供はすがる相手がいない。下手すれば殺人罪より罪が重い」。判決言い渡しの後、裁判員を務めた男性は記者会...
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