2019年1月19日(土)

平塚の商業施設、競争激化 駅ビル改装や大型計画

2014/4/22付
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神奈川県平塚市で商業施設の改装や建設が相次ぐ。JR平塚駅の駅ビルが食品フロアを全面改装して6月までに順次開業。日産車体の工場跡地には三井不動産が商業施設の新設を計画し、2018年にはイオンモールが開業を予定する。市内では工場閉鎖が相次ぎ、商業施設に転用される可能性がある。市の人口は減少傾向だが、広域集客を狙った新たな商業集積地として注目される。

平塚駅ビル「ラスカ平塚」を運営する湘南ステーションビル(平塚市)は26日、1階の和・洋菓子ゾーンをリニューアルオープンする。食品フロアの約1700平方メートルの全面改装を実施中で、6月中旬には地下1階の総菜・生鮮フロアを開業する。

1階には和風カフェや洋菓子店など20店が集まる「スイートピア」を設ける。茶加藤(神奈川県伊勢原市)の日本茶を中心とした全国初出店のカフェや県内初となるバームクーヘンの専門店などがオープンする。

投資額は非公表だが、「老朽化してきたフロアを刷新し、大型商業施設などに対抗する」(駅ビル担当者)という。食品フロアの商圏は半径約3キロメートルの駅周辺で、これから平塚市内には大型施設が相次ぐためだ。

平塚駅から徒歩約15分の場所には大型商業施設の建設が計画されている。日産車体が再編前の湘南工場(平塚市)の4割強にあたる14.3万平方メートルを15年3月に三井不動産に売却。公共交通機関や自動車でのアクセスも良く、大型商業施設「ららぽーと」などを想定している。

このほか平塚駅周辺では、横浜ゴムが14年度中の平塚東工場の閉鎖を決めているほか、日本たばこ産業(JT)が16年3月に平塚工場を閉鎖する。「跡地利用は未定」(JT)というが、JTが11年に閉鎖した小田原市内の工場跡地はイオンタウンが取得しており、跡地利用に注目が集まる。

平塚駅から約7キロメートルの地点では「イオンモール平塚(仮称)」が18年に開業予定だ。敷地面積は12万6000平方メートルで、付近には東名高速道路や首都圏中央連絡自動車道(圏央道)があり、広域からの集客を見込んでいる。

今後はこうした大型商業施設同士の競合が激しくなりそう。平塚市の14年4月の人口は約26万人でここ数年減少傾向。総務省の13年の人口移動報告では人口の流出にあたる転出超過が県内で2番目に大きい。それでも、「湘南エリア全体で見るとポテンシャルが大きい。自動車と電車のアクセスが良く、まとまった土地があるのは魅力」(三井不動産)と指摘する。

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