2018年8月14日(火)

日曜デジタル工作、米社のユニーク端末で手軽に
山田 剛良(日経NETWORK編集長)

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2014/4/22 7:00
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 最新デジタル技術とインターネットを駆使し、自分好みの便利な道具を作る「日曜デジタル工作」が流行しつつある。いつどこでも自宅の音楽ライブラリを楽しむ装置、愛猫の様子をカメラで確認して自動で餌をやる装置……。独創的な作品がソーシャルメディアで続々と発表されている。

魅力を説明する米マーベル・テクノロジーの開発責任者ピーター・ハディ氏(写真の右側、3月、東京・下北沢で)

魅力を説明する米マーベル・テクノロジーの開発責任者ピーター・ハディ氏(写真の右側、3月、東京・下北沢で)

 2014年3月、東京・下北沢のカフェ。ウェブデザイナーやプログラマーなどデジタル技術に感度の高い30人が集まった。お目当ては米マーベル・テクノロジーが開発した小型コンピューター「Kinoma Create(キノマ・クリエイト)」。開発責任者のピーター・ハディ氏が来日、自ら製品を説明して会場は熱気に包まれた。

 キノマは文庫本大の樹脂ケースに収まり、タッチ画面を備えた子供向けスマートフォン(スマホ)のようなたたずまい。そのままでは何もできない半完成品だが、購入者がプログラムを入れ、センサーやカメラなど取り付けると、例えば「コンロ消し忘れ遠隔監視マシン」のような装置ができる。これが「ギーク」と呼ばれる技術オタクたちをひきつけてやまない。

文庫本大のキノマ・クリエイト

文庫本大のキノマ・クリエイト

 こうしたデジタル工作ファン「Makers(メーカーズ)」は急速に増殖。愛好家が集まり作品を見せ合う交流イベント「Maker Faire(メーカーフェア)」には1開催で800組の出展者と12万人の来場者が集う。日本にも飛び火し、昨年11月に開かれた「メーカーフェア東京2013」には約300の出展者と有料でも約1万人が来場した。

 自作ラジオなど電子工作は昔から男子の趣味だったが、昨今はデジタル技術が複雑化し、電子工作はかなり敷居が高くなっていた。ハードウエアの高度な知識に加え、コンピュータープログラムを自分で開発する技術の双方がいるからだ。

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