広島の自転車道2本整備完了 呉・尾道・今治とつながる
広島県の湯崎英彦知事は16日、県内2本の自転車道の整備が完了したと発表した。整備済みの2本と合わせて、広島県と愛媛県の沿岸部や島を回るネットワークが完成。一部をフェリーで乗り継げば、広島市から江田島市を経由して尾道市、愛媛県今治市までを自転車で巡ることができる。
今回、整備したのは呉市から尾道市まで約82キロメートルを結ぶ「さざなみ海道サイクリングロード」と呉市から江田島市の約70キロメートルを結ぶ「かきしま海道サイクリングロード」。車道の端に目的地までの距離を示す距離標や推奨ルートを示す「ブルーライン」を設置した。
整備済みの「しまなみ海道サイクリングロード」と「とびしま海道サイクリングロード」と合わせると、今治市から同市の岡村島と広島市から江田島市の2区間でフェリーに乗れば、ほとんどを自転車で一周できる。
10月には愛媛県と共催で国際サイクリング大会「サイクリングしまなみ」を開催する。知事は尾道と松江間に自転車道を整備する構想を披露。「体力や目的に合わせて様々に利用できるようにさらに自転車道の改善を図っていきたい」とした。