[バンコクポスト]上海汽車、東南アジアを開拓

2014/4/16付
保存
共有
印刷
その他

中国国有自動車大手、上海汽車集団がタイを東南アジア市場開拓の足がかりにする準備を進めている。上海汽車の海外事業部長は「合弁を活用して数年後に東南アジアに進出したい。タイを拠点にするつもりだ」と話した。

米ゼネラル・モーターズ(GM)や独フォルクスワーゲン(VW)などとの合弁や独自ブランド車「栄威」、2007年に買収した英MGなどを通じ、同社の昨年の生産台数は500万台弱に達した。

バンコクの国際モーターショーで披露された上海汽車の「MG6」(3月25日)=NNA/共同

バンコクの国際モーターショーで披露された上海汽車の「MG6」(3月25日)=NNA/共同

今度はタイ財閥チャロン・ポカパン(CP)グループとの合弁会社「SAICモーターCP」を設立し、東南アジアで高まる自動車需要を取り込む。CPグループはタイ国内に約100億バーツを投じた工場を稼働させ、数年後の事業拡大をにらんでいる。

タイ事業の販売目標は年最大6万台で、数年かけて徐々に増やす。まずはタイ生産第1号となるMGの「MG6」を7月1日に発売し、他の車種も徐々に投入する。

SAICモーターCPのタナコーン・セリブリ会長は「高望みせず、市場シェア2~3%を目指す」と述べ、タイで成功を収めれば東南アジア市場全体に注力する自信がつくと語った。「タイで生産した様々なモデルで東南アジア市場のシェアを徐々に高める」意向も示した。

最大の試練は、タイの消費者の中国製品に対する認識を変えることだとタナコーン氏は認める。

「好印象を持たれていないのは分かっている。しかし、中国で生産しても、西洋の品質を備えている。(米アップルのスマートフォン)iPhoneが良い例だ」と述べ、「品質を証明することが当社の目標だ。これをいったん達成すれば、恐れるものはない」と語った。

(2014年4月7日付 タイ・バンコクポスト紙)

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]