もう「さいよ」とは呼ばないで――。愛媛県西予市は地域をPRするグループ「せいよ部マネージャー」を結成、活動を開始した。12日に市内の物産館で開かれるイベントで本格デビュー、参加者とゲームに興じたり特産品販売を手伝ったりする。
せいよ部マネージャーは、「学校の部活のノリで地域をPRしてほしい」(市企画調整課)との思いで結成した。昨冬にアナウンスや落語経験のある学生ら7人を公募で選んだ。7人はそれぞれ色の異なるジャージー姿で、"監督"を務める地域タレントのらくさぶろう氏と一緒に市内外で活動をする。
同市は今年度合併10周年を迎えたが、いまだに一部の県民から「さいよ市」と呼ばれるなど知名度の低さが悩みの種。昨年度、地域が日本ジオパークに認定されるなど、観光集客のきっかけもできたことから、グループによる知名度アップを狙っている。