2019年6月26日(水)

カルビーが「じゃがり校」 すでに8期生、6商品

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2014/4/2 7:00
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カルビーが2007年に始めた「学校」がネット商品開発で成果を高めている。入学希望者は入試を受け、合格すると3年間、国語や英語などを学ぶ。通信簿もあり、同級生や先生と思い出を育み、卒業する――。どこにでもある風景だが、ちょっと違うのは同社製の人気スナック菓子「じゃがりこ」のファンサイトを架空の学校に仕立てたことだ。その名も「じゃがり校」だ。

出席(ログイン)すると校舎に授業などのメニューが示される

出席(ログイン)すると校舎に授業などのメニューが示される

「商品開発には熱い気持ちが不可欠。入試というハードルを設けることで、手間を顧みずに開発に参加したい熱い人が集まる」と、じゃがりこ事業部の松井淳氏。毎年末から翌年3月まで実施される入試では、商品への熱い思いを小論文などにしてもらう。サイトには校庭と校舎が映り、「社会」「英語」「朝礼」といったメニューが並ぶ。例えば、英語の授業では「アスパラベーコン味が何日に発売」など商品情報を英訳。国語では川柳を募集、投票で優秀作品を毎月選ぶ。生徒数は公表していないが、「それなりの規模の町ができあがる」(松井氏)。

先生は開発担当者や企画担当者などカルビーの社員で、「職員室」ではそれぞれの先生の職員日誌も読める。日誌には地域限定販売の商品など、公開の自社サイトでは紹介していない情報や、開発現場で起きた出来事などを発信している。

生徒は授業を受け、コメントを投稿するとポイントがもらえる。これを「購買部」でエコバッグやカレンダーなどの限定グッズに交換できる。毎月約1200人が交換するというから生徒も勉強熱心だ。平日に休まず出席すれば皆勤賞を、365日休まず出席すれば「超皆勤賞」を授与するなど、サイトの至る所に遊び心がうかがえる。

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