地球表面のプレート移動、マントル要因を裏付け 海洋機構

2014/3/31付
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海洋研究開発機構は、地球の表面を覆うプレート(岩板)が、その下で対流しているマントルに押されて動いている証拠を見つけた。マントルの対流がプレートを動かすとの考え方は広く受け入れられているが、確かな証拠はなかった。成果は英科学誌ネイチャー・ジオサイエンス(電子版)に31日掲載される。

地球の表面は厚さ約100キロのプレート十数枚が覆っており、1年に数センチ動く。

研究チームは北海道南東沖100~700キロの太平洋でプレートを調べた。この場所のプレートは約1億2千万年前に当時存在した海嶺(かいれい)と呼ばれる場所で生まれ、その直後の状態が残っているとされる。調査船から人工的な地震波を海底に照射し、その伝わり方などからプレート内部を分析した。

プレートの固い部分には、横方向に引っ張られることでできたとみられる特徴的なひび割れが一定の間隔で見つかった。海嶺で上昇して横方向に動いたマントルがプレートを押したときに生じたと結論づけた。

同機構の小平秀一プログラムディレクターは「海嶺で生まれたプレートはマントルに押されて動いていたはずだ」と話している。

プレートが動くのはマントルの流れに押されているとの説のほか、プレート自らの重さでマントルの中に沈み込むときに引っ張られているとの説がある。

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