大ガス、岡山にも都市ガス供給 姫路からパイプライン

2014/3/28付
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大阪ガスは27日、兵庫県姫路市と岡山市を結ぶ全長86キロメートルのガスパイプライン(導管)が開通したと発表した。周辺にある化学、食品、窯業などの工場に都市ガスを供給し、液化石油ガス(LPG)や重油からの切り替えを促す。大ガスが近畿圏以外にガスを本格供給するのは初めて。

導管の敷設は2010年4月に着工した。総事業費は300億円強。京阪神地区の都市ガス転換が一巡し、供給地域を広げる狙いがあった。

すでに供給先として数件の大規模工場が内定し、その分だけで計4000万立方メートル弱になる。また関西電力が相生発電所(兵庫県相生市)の燃料を重油・原油からガスに替えることを決めており、大ガスは16年度から同発電所に供給する。販路拡大をテコに、大ガス全体のガス販売量を20年度に91億立方メートル(13年度見込み比7%増)に引き上げる。

ただ大口の卸先と見込んでいた岡山ガス(岡山市)への供給にはメドが立っていない。岡山ガスの需要は関電向けを除く全体の1割と見積もっていたが、価格の面で折り合えていない。一方、岡山ガスは中国電力とJX日鉱日石エネルギーが折半出資する水島エルエヌジー(倉敷市)からのガス調達にも動いており、「買い手である岡山ガスが有利な情勢」(大ガス関係者)になっている。

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