Jディスプレ、株の追加売り出し失権 160億円調達できず

2014/3/25付
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ジャパンディスプレイは25日、オーバーアロットメントによる売り出しに伴い3月末に予定していた第三者割当増資について、割当先の野村証券から申し込みがなく全株を失権したと発表した。野村が全1800万株を引き受ける権利を放棄した。この結果、約160億円の追加的な調達ができなくなった。

Jディスプレ株の終値は東証1部に上場した19日以降、公募・売り出し価格の900円を下回る700円台で推移。25日終値も727円と野村への割当価格(879.75円)を下回っていた。

Jディスプレは上場時の公募増資で1200億円強を調達、中小型液晶パネルの増産投資などに充てる方針を示している。追加資金を得られなかったことについて「もともと公募で得た資金を成長投資などにまわす予定で、計画に影響はない」(同社)という。

オーバーアロットメントとは、投資家の需要が大きい場合に追加で株式を売り出す仕組み。証券会社が大株主から株を借り、公募と同じ条件で売り出す。証券会社は大株主に返す株を確保するため第三者割当増資を引き受けるか、市場から買い付ける。市場の株価が割当価格を超えていれば第三者割当増資を選ぶが、下回っていれば市場買い付けを選ぶことが多い。

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