2019年5月27日(月)

ロシアのG8除外に言及 G7首脳宣言を採択

2014/3/25付
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【ハーグ=永井央紀】ウクライナ危機を巡り、主要7カ国(G7)はオランダのハーグで24日午後(日本時間25日未明)、緊急の首脳会議を開いた。首脳宣言(ハーグ宣言)は、ウクライナ南部クリミア半島の編入に動くロシアが事態をさらに悪化させた場合、制裁強化の用意があると指摘。ロシアが方針転換しない限り、主要8カ国(G8)の枠組みから事実上、除外することに言及し、クリミア編入の撤回を迫る。

G7緊急首脳会議は、日米欧などの首脳らが核テロ防止対策を話し合う核安全保障サミットに合わせ、オバマ米大統領の呼びかけで開催。クリミア編入を既成事実にしつつあるロシアへの圧力強化でG7が協調する姿勢を打ち出すことを狙う。

首脳宣言は「クリミアを併合しようとするロシアの違法な試みを非難し、これを承認しない」としたうえで「この明白な国際法違反は世界中の法の支配に対する深刻な挑戦で、すべての国にとって懸念となるべきだ」と強く批判。「ロシアが引き続き現状をエスカレートさせる場合、制裁を含む行動を強化する用意がある」と盛り込んだ。

そのうえで「我々は、ロシアが方向を変更し、G8で意味のある議論をする環境に戻るまで、G8への参加を停止」と明記。クリミア撤退などロシアが態度を改めなければG8体制から当面、除外する方針を打ち出す。ただロシアをG8体制から「永久追放」するかを巡ってはG7各国の姿勢に濃淡があり、首脳会議で各国が意見を交わした。

財政危機に陥っているウクライナへの追加支援も取り上げる。ウクライナ政府の改革を称賛し、憲法改革や自由で公正な大統領選挙の実施に支持を表明。国際通貨基金(IMF)の協力が重要だとしたうえで、G7各国が「ウクライナに強固な金融面での後ろ盾の提供を約束することで結束」すると強調した。

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