舛添知事「医療特区を検討」 新薬承認短縮など提案へ
東京都の舛添要一知事は20日の記者会見で、政府が近く指定する国家戦略特区について「医療の特区が何かできないか色々と考えている」と述べた。外国人向け医療の拡充や新薬承認の時間短縮など具体的な提案内容を月内にもとりまとめ、政府に提案する。
2020年の五輪開催地である東京は特区に指定されることがほぼ確実。既存の特区制度は都心の8地区となっているが、舛添知事は国家戦略特区の指定を機に「(特区の地域を)増やしたほうが意味があるなら、(エリアを広げる)可能性は十分ある」と話した。さらに、「隣接している川崎や横浜と一緒にやってもいいのではないか」と、特区の広域化にも期待を示した。