シリア内戦打開策、打ち出せず アラブ首脳会議閉幕

2014/3/27付
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アラブ連盟(22カ国・機構)の年に1度の首脳会議は26日、2日目の協議を行い、深刻化するシリア内戦に関し、アサド政権が市民らへの「虐殺」を続けているとして「最も強い言葉で非難する」との声明を採択、閉幕した。危機打開に向けた具体的な方策は打ち出せなかった。

声明は、移行政府樹立を含む2012年のジュネーブ合意に基づく政治的解決を探ると強調。シリア問題で国連とアラブ連盟合同の特別代表を務めるブラヒミ氏は25日、ことし1、2月にジュネーブで開かれたアサド政権と反体制派による和平協議の再開が当面不可能とされていることを念頭に「交渉のテーブルに戻すため、あらゆる努力が必要だ」と訴えた。

シリア内戦をめぐっては、今回の会議に先立つ3月上旬、これまでいずれも反体制派を支援してきたサウジアラビアとカタールの対立が表面化。

カタールがエジプトのモルシ前大統領の出身母体イスラム組織ムスリム同胞団を支援していることに、サウジとアラブ首長国連邦(UAE)、バーレーンの3カ国が反発している。

3カ国のほか、オマーンやイラク、アルジェリアなどの元首が会議を欠席し、サウジのアブドラ国王の代理で出席したサルマン皇太子は会議終了を待たず、25日に帰国した。

昨年の首脳会議ではアサド政権に代わり、反体制派にアラブ連盟の代表資格を与えることが承認されたが、今回は有力組織「シリア国民連合」は、シリア代表としての参加は認められなかった。(クウェート市=共同)

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