2019年8月22日(木)

神奈川の自治体、健康増進策に力 歩数をポイント換算し景品

2014/2/26付
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神奈川県内の自治体が来年度、住民の健康増進をはかる取り組みを相次いで実施する。運動量に応じて景品と交換できるポイントがもらえる制度を導入したり、健康チェックを通じて個人に合った健康維持メニューを提案する施設作りを進めたりする。健康上の大きな制限なく、自立して日常生活を送れる「健康寿命」を伸ばして住民の福祉を向上させるとともに、医療費の抑制につなげる。

神奈川県は県内各地で血圧計測やウオーキングなどの健康増進策を体験できる「未病センター(仮称)」作りを進める。健康チェックの結果から、一人ひとりの状態にあった運動・食事メニューなどを作り上げて提供する。

「未病」とは病気には至らないが、完全に健康ともいえない状態を指す。未病の考え方を知ってもらい、病気になる前の段階から健康づくりを進める。

10年の県の健康寿命は男性が70.9歳で全国12位。女性は74.36歳と、13位だった。黒岩祐治知事は「健康寿命日本一を目指す」と宣言しており、運動や食事を通じた健康づくりを強化している。11日には「神奈川健康チャレンジフェスタ2014」を実施。黒岩知事も参加し、自らがプロデュースした介護予防ダンスを来場者と踊った。

横浜市は市民が歩いた歩数をポイントとし、物品と交換できる「よこはまウォーキングポイント事業」を始める。市内店舗などに設置された専用読み取り機に歩数計をかざすとポイントが加算される。

40歳以上の市民が対象で、日常生活の中で楽しみながら健康作りに取り組んでもらう。どれくらい歩いたかなどをホームページで確認でき、参加者は実績に応じて景品と交換できる。

海老名市も健診やスポーツイベントに参加するごとにポイントを付与する「健康マイレージ事業」を始める。特定健診やがん検診は1回10ポイント、市の健康関連イベントなどに参加すると5ポイントをもらえる。30ポイント以上ためた人には抽選で景品をプレゼントする。

一方、横須賀市は市民の健康作りのためのラジオ体操やウオーキングの普及啓発を強化する。市内にある県立保健福祉大学などと連携。ラジオ体操教室は13年度に3回の開催だったが、14~17年度までの4カ年で48回の開催を目指す。同体操を指導・普及させるサポーターの養成も拡大する。ウオーキング教室も13年度は1回の開催だったが、17年度までに8回の開催を目指す。よこすか海岸通りなどには目印となる場所との距離を表示するサインの設置を始める。

平塚市は、手話をしながら踊る「手話ダンス」を通じた市民の健康増進事業を始める。手話とダンスを掛け合わせることで、健康づくりだけでなく、福祉への関心を高める狙いもある。手話ダンスグループの「ハンドサイン」に体験型講座の開催を委託する。

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