2019年1月16日(水)

営業拡大へ再編意欲 ふくおかFG社長に柴戸氏

2014/2/26付
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ふくおかフィナンシャルグループ(FG)は25日、谷正明会長兼社長(71)が会長に就き、柴戸隆成副社長(59)が社長に就く人事を発表した。谷氏は傘下の福岡銀行の頭取就任から3月末で丸9年がたつ。福岡銀と熊本銀行、親和銀行の経営統合から6年半となり、統合に伴う経費削減や営業強化に一定のめどがついたため、若返りを図る好機と判断した。

谷氏は25日、福岡市内で行った記者会見で「ふくおかFGの(統合に伴う)整備や前向きな営業体制が整った。一つの区切りとして後任に託す」と強調。谷氏は6月に全国地方銀行協会会長の任期が終わるため会長を退いた同月に社長を退く。

柴戸氏は「当社は時代の変化を見据え、創意工夫を怠らない点が強み」と話し、谷体制で進めた営業基盤拡大の動きを促進させる考えを示した。

人口減少で地銀の経営環境が悪化する中、柴戸氏は「統合は今後も営業拡大の有力な選択肢。当社の統合体制に賛同する銀行があれば誠実に検討する」と話し、新たな再編に意欲を示した。

ふくおかFGは2007年に福岡銀と熊本ファミリー銀(現熊本銀)が統合して発足、同年に親和銀を買収した。熊本・親和銀の不良債権を福岡銀に移してまとめて事業再生させるなどで、3行合算の不良債権比率は08年3月末の約5%から昨年9月末に2.6%に低下。システムや店舗の統廃合で経費も削減した。

一方で3行の顧客を紹介し合うなどで営業を拡充。3行合算の貸出金残高は13年4~9月の平均が約9兆円と、08年3月期から約1兆円増えた。

昨年4月には店舗拡大やタブレットの導入、海外支援の強化などを打ち出した新中期経営計画を開始。柴戸氏は「(16年3月期までに貸出金を10兆円にする)中計の達成が最大の課題」と話す。

熊本銀は競合する肥後銀行を中小企業融資で、親和銀は十八銀行を法人融資で猛追している。ただ熊本銀も大企業取引では肥後銀との差が大きく、親和銀も個人取引で十八銀に劣る。熊本銀頭取に竹下英専務執行役員(63)、親和銀頭取に吉沢俊介専務執行役員(58)と、両行で統合後初の生え抜き頭取を据え、さらなる営業強化を狙う。

同日、熊本市内で記者会見した熊本銀の竹下専務執行役員は「熊本を代表する銀行になる。取引先の数を増やし、営業基盤を拡大したい」と話した。

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