マクドナルド・カサノバ氏、世界から知恵結集目指す

2014/2/20付
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日本のマクドナルドを10年けん引した原田泳幸氏は「今後の重要な成長戦略はグローバルとの連動」と指摘する。原田氏は商品開発や店づくりなどをトップダウンで進めた印象が強かった。後を継ぐサラ・カサノバ氏は、日本での再成長へ世界のマクドナルドの知恵やノウハウを結集することを目指す。

ユニホーム姿で原宿表参道店に現れたカサノバ氏(13年11月、東京都渋谷区)

一部では動きだした。昨年12月、マーケティング責任者に米大手日用品メーカーに勤務経験のある日本人女性を据えた。各国のマクドナルドから外国人の幹部や中堅社員も数人呼び寄せたもようだ。カサノバ氏自身、2004年10月から09年7月までマーケティングの責任者として日本に招かれ、「クォーターパウンダー」などのヒット商品を生んだ実績を持つ。

商品開発の面でも世界のマクドナルドで売れている商品の情報を取り寄せ、35種類を社内で試食するなどしてテスト。今夏にはチキンやエビと野菜を生地でくるんで欧州で人気の「マックラップ」を発売する予定だ。

日本マクドナルドの社長に就任したカサノバ氏の14年の戦略は、商品以外では宅配サービスの拡大など旧来路線の延長線のものが多く、「目新しさに欠ける」との指摘もある。6カ国のマクドナルドで勤務経験を持つカサノバ氏。「英語で米本社と渡り合う能力は私より上。世界で培った知見を経営に生かせる」との原田氏の評価が正しかったかが今後問われる。

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