記録的大雪 新潟県や北陸地方整備局、職員派遣で支援
関東甲信と東北での記録的な大雪を受け、新潟県や北陸地方整備局は17日までに職員を派遣するなど支援に乗りだした。上越新幹線など新潟県内の交通機関にも影響が及んだ今回の大雪。ホームセンターを全国で展開するコメリでは除雪用具が品薄だ。

新潟県は職員4人を山梨県に派遣することを決め、17日に現地に入った。同日、新潟県建設業協会と連携して除雪車を派遣。孤立地区の解消や幹線道路の確保に取り組む。上越市も除雪車を派遣した。北陸地方整備局も17日までに管内の事務所から災害対応に精通する職員10人、除雪車6台を派遣した。
コメリは山梨、埼玉、群馬などの一部店舗で除雪用具が品薄となった。店舗には群馬県内の物流センターから商品を配送しているが、道路交通網が混乱した結果、到着に遅れも出ている。
上越新幹線は15日の始発から運転を見合わせた。除雪が間に合わず、越後湯沢駅―高崎駅間が終日運休。一部区間で折り返し運転を実施したものの、上りと下りを合わせて100本が運休となった。8時間以上にわたり遅延した列車もあり、合計6万3000人に影響が出た。16日も強風の影響で、一部列車に遅れや運休が発生した。
このほか佐渡汽船は強風の影響で、15日の新潟―両津航路の全便を欠航した。同社によると約2000人に影響が出た。16日も高速船「ジェットフォイル」は全便で欠航したが、カーフェリーについては運航を再開。「生活物資の運搬は機能している」(同社)という。
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