2019年4月20日(土)

スタイリストが動画で助言 ネット通販、多彩に販促

2014/2/16 7:00
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衣料品のインターネット通販を運営する夢展望が動画を使った販売促進に力を入れている。主要顧客層の若年層に人気のあるアーティストと連携した販促を実施。サイトの魅力を高めてアクセス数を増やす。従来は画像を中心とした商品紹介が主だったが、動画を使うことで、着こなしなどの参考にしてもらう狙いもある。

パロディー動画で年末のセールを告知した

パロディー動画で年末のセールを告知した

「どのコーディネートに投票する?」。夢展望は14日までの期間限定で、4人組女性ボーカリストグループ「Ready Candy Camp」のメンバーがそれぞれ披露したコーディネートの人気投票を実施している。4人がそれぞれ15秒程度の動画で、コーディネートの狙いなどを紹介し、新曲のリリースにあわせて連携する。投票者は夢展望のサイトからに限り、新曲を先行配信するサイトの閲覧もできる。

2月初めからはセールの告知に動画を本格活用し始めた。サイトのなかほどに動画コーナーを用意。動画自体は黒ずくめの男が「プライスダウンがとまらない」というメッセージを繰り返す内容だ。「シュールな内容に話題が集まれば、セール自体の認知を高められる」(同社)という。

昨年末にはサイトの専属モデルを使った動画で年末セールを告知した。サッカー選手のインタビューをパロディーにしたところ、従来は夢展望のサイトを見ない人のアクセスが増加。動画サイト「ユーチューブ」で1万5千回以上再生された。セールの実施自体の告知だけでなく、新たな顧客層の取り込みにも手応えを得たようだ。

動画の特長を生かしたサービスも始めた。1月末からは利用者が質問を投稿するコーナーで動画が使えるようになった。サイトで購入した服の着こなしや色の合わせ方がわからないという悩みには、スタイリストが動画で例示して回答してくれる。従来は文字や画像しか使えず、利用者に伝わりにくかった面を解消できる。

1月中旬にはスマートフォン(スマホ)で撮影した動画をスタンプなどで自ら編集できる動画撮影・編集アプリの配信も開始。スタンプやお気に入りの音楽を組みわせて最大30秒までの動画を自分で手軽につくれる。アプリには夢展望の広告をつけてサイトに送客する仕組みだ。

こうした利用が広がれば夢展望が販売する衣料品のアピールにもつながる。衣料品を着た利用者がSNS(交流サイト)などに着こなしを投稿すれば、商品の購入を促せる。「自作動画を単に楽しむアプリでなく、商品を広めるツールに育てる」(同社)

夢展望はスマホの扱いに慣れた若い世代の利用が多く、スマホ経由の購入が全体の7割を占める。スマホで動画の撮影・閲覧が急速に浸透するなか、動画の特性を生かしたサービスの充実でさらなる顧客を囲い込む。

(名古屋和希)

[日経MJ2014年2月14日付]

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