老後の住み替えも懐次第 マイホーム売るか貸すか

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2014/2/8 7:00
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 長年住んだマイホームも、子どもの自立で部屋が余ったり、使い勝手が悪くなったり。より便利な家や老人ホームへの住み替えを考えるシニアは多い。ポイントはマイホームを活用した資金の確保だ。売却や賃貸それぞれのメリットとデメリットを探ってみよう。

「気楽に住めるようになったけれど、以前の住まいを希望より数百万円安く売らざるを得なかったのが心残り」。東京都内に住むAさん(59)は3年前、自宅マンションを売却し、より駅に近いマンションに引っ越した。通勤や買い物が楽になり、老後の生活に便利だと考えたからだ。ただ、資金プランは想定通りにいかなかった。売却にも半年近くかかったという。

■売却には条件多く

老後にさしかかると、家が広すぎたり、買い物の移動などが難しくなったりして、住み替えを検討することがある。だが、実際の住み替えはなかなか思い通りにいかないようだ。

矢野経済研究所の「シニアの住まいに関するアンケート調査2013」によると、「住み替えたい」、あるいは「将来的には住み替えも考えたい」と答えた人が合わせて23%いた一方で、「住み替えたいが住み替えられないと思う」と答えた人も23%いた。住み替えられない理由(複数回答)として最も多かったのは「購入資金を工面できない」(52%)こと。「将来に使える資金をとっておく必要がある」と答えた人も26%いた。

どうすればリスクを抑えて、住み替え資金を確保できるのか。ポイントは今住んでいる自宅という資産の活用。ファイナンシャルプランナーの久谷真理子氏は「売るか貸すか。老後の生活資金も考慮し、手元に残る金額を把握して、無理のない住み替えをすることが大切」と指摘する。

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