老後の我が家を快適に リフォーム相場と優先順位
浴室で150万~200万円、寒さ対策に有効

(1/3ページ)
2014/2/2 7:00
共有
保存
印刷
その他

 若いころから住んできたマイホームもやがては古くなり、生活スタイルに合わなくなる。その自宅に住み続けるか否かが、老後のライフプランを左右する。快適に暮らすにはリフォームが必要になりそうだし、住み替える場合も上手な活用法を考えたい。シニア世代の自宅活用術を考える。

画像の拡大

 「以前は風呂が寒くて入浴が好きじゃなかった。今は楽しみ。浴槽で足を伸ばせて気持ちいい」。そう話すのは横浜市に住む大橋英雄さん(仮名、78)。30代のころに買った家を50代で建て替え、昨年5月には浴室をリフォームした。

 定年後に心臓を患い、医師から浴室を暖かくするように言われている。そこでタイル張りからユニットバスに換え、出窓は引っ込めて小さくした。脱衣所の床は二重張りにして保温効果を高め、浴槽脇に手すりも付けた。費用は200万円かかったが、タイルやすきま風で冬場に寒い思いをすることがなくなった。

 老後の住まいの選択肢は様々ある。高齢者向け施設に入居したり、街中のマンションや田舎に引っ越したり。子どもと暮らす人もいる。だが、やはり愛着ある自宅に住み続けることを望む人は多い。

■「現在の家に」6割

 内閣府が60歳以上に実施した住宅と生活環境に関する調査(グラフA)で「体が弱ったとき、住まいをどうしたいか」を尋ねたところ、「現在の住居に特に改造などはせずに住み続けたい」が37%、「改造し住みやすくする」が27%と、合わせて6割以上を占めた。中でも「改造」、つまりリフォームを考える人が増える傾向だった。

 家の老朽化を無視し、リフォームしないリスクも小さくない。家庭内の不慮の事故で亡くなる人は年間1万5000人を上回り、交通事故死より多い。しかも、その8割以上を65歳以上が占める。

  • 前へ
  • 1ページ
  • 2ページ
  • 3ページ
  • 次へ
共有
保存
印刷
その他

電子版トップ

住宅リフォームを考える

買い換え、売却、賃貸…住まいの選択肢

【PR】

【PR】



日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報