2019年6月19日(水)

グーグルvs日本車各社、自動運転めぐり火花
日本勢、悩むITとの連携

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2014/1/17付
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IT(情報技術)産業の技術革新をけん引してきた米グーグルが自動車業界に急接近している。6日にはホンダや米ゼネラル・モーターズ(GM)など車大手4社と車内情報システムを共同開発すると発表。究極の安全技術とされる自動運転でも影響力を増している。

トヨタ自動車の自動運転車に乗る安倍首相。左は豊田社長(昨年11月、東京都千代田区)

ITとの融合で生まれる新市場は魅力だが、安易に手を組めば開発の主導権を握られかねない。「攻めるグーグル」にどう向き合うか、日本車各社は悩んでいる。

ホンダやGMと

米ラスベガスで10日まで開催された世界最大の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」。例年は高精細テレビやスマートフォン(スマホ)に注目が集まるが、今年の話題をさらったのは「クルマとIT」の融合だ。

その象徴がCES開幕直前の6日にあったグーグルの発表だ。ホンダやGMなど車大手4社と米半導体大手エヌビディアがグーグルの携帯向け基本ソフト(OS)「アンドロイド」をベースにした自動車向け情報システムの共同開発に乗り出すと表明。グーグルのネット地図などの最先端サービスを音声や視線の動きを通じて車内で自在に扱えるほか、最新のヒット曲や動画なども楽しめるようになる。

CESでもグーグルは独ダイムラーと組んで新たな車の使い方を提案。ダイムラーがグーグルのメガネ型端末「グーグル・グラス」や腕時計型端末など身につけて使う「ウエアラブル」と呼ばれる情報端末とクルマを連携できる技術を公開、来場者の興味をそそった。

スマホと車を連動させるシステムには米アップルも参入を表明済み。日本車メーカーではホンダや日産自動車などと提携している。パソコンやスマホに続く「走る情報端末」を巡り、米シリコンバレーの二大企業が激突した格好だ。

しかし、グーグルが狙うのは娯楽の要素が強い車載情報システムだけではない。自動車大手が開発にしのぎを削る自動運転技術にまで入り込もうとしている。

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