2019年8月26日(月)

さらば無駄遣い 心理分析で誘惑に勝つ

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2013/12/28 7:00
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 新年を機に、家計の見直しを考える人は多い。だが、節約や資産運用はノウハウを習えばうまくいくというものではない。常にあなたの心の無駄遣い癖が作用するからだ。気づかぬうちに陥りがちなお金を巡る心のわなをどう回避するか――。

「限定品に目がなく食べ物でも化粧品でも、すぐに買ってしまう」。30代の女性会社員Aさんは、出費がかさむ理由をこう説明する。このような買い物癖が思いあたる人は、心理学でいう「希少性の原理」にとらわれているかもしれない。

希少なものほど価値が高いと感じる心理で、限定品を高くても構わないと考えてしまうのだ。1日100個限定の商品が残り10個などと聞き、良い物と思い込み、買ってしまったことはないだろうか。

残りの数や期間、地域など様々な限定品に共通するのは、「今を逃すと二度と買えないかも」と思わせる効果だ。人はなぜそう感じてしまうのか。

■発売日が一番得?

行動経済学に詳しい東京大学特任准教授の古川雅一氏は「人は近い将来のことに価値を感じ、遠くなると価値が減ると考える傾向がある」と指摘する。例えばDVDソフトを買う際、発売日に入手するのが最も価値が高いと考えたことはないだろうか。翌日になれば価値が大きく減り、2日後、3日後にはさらに価値が下がると感じるのだ。

ところが10日後ぐらいになると、価値がそれほど下がると感じなくなる。「それだけ遠いなら、いつ買っても同じ」と思うからだ。

こうした無駄遣いはどうしたらやめられるのか。ポイントは我慢する力。自分の我慢する力がどれほどかを知ることが一歩になる。次の質問に答えて自分を見極めよう。

あなたは1万円の懸賞に当選した。1カ月待てば、さらに懸賞金が増えるという。いくら増えるなら、1カ月待てるか。(1)1万300円、(2)1万500円、(3)1万1000円の3つから選んでほしい。

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