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アルバイト時給「大卒正社員並み」 10月、民間調べ

リクルートジョブズのアルバイト求人広告調査によると、10月時点の首都圏飲食店時給は976円。比較可能な2008年以降でみると08年11月と09年10月の最高値(974円)を超えた。外食業界からは「アルバイトの時給を月給換算したら大卒正社員並みだったなんてのがざらだ」(日本フードサービス協会)と悲鳴があがる。

集計中の11月分も10月分を上回っており、リクルートジョブズの平賀充記・ジョブズリサーチセンター長は「年度末まで下がる要素が見つからない」と指摘する。首都圏は先行指標とされており「同じ傾向がいずれ全国に広がる」。

本来、飲食店の時給は最低賃金に張り付く傾向が強く、製造業などに比べると変動が遅い。ところが、今回の景気持ち直し局面は日本では珍しく個人消費主導型となり、状況が一変した。リクルートジョブズの調査でみても飲食店の時給が製造業を上回るなど「いつもと違うのは確か」(平賀センター長)。

大和総研の橋本政彦エコノミストも「いち早く飲食店の時給が上がったのは異例」と指摘する。いつもなら景気回復が十分に浸透してから動き出すはずが、準備期間もなく労働需給の逼迫に直面した形だ。

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