ソーシャルコマースの威力 伊勢丹・トヨタで始動

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2013/12/18 7:00
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書籍・CD、投稿を参考に

調査会社のインプレスR&D(東京・千代田)の調べによると、フェイスブックなどのソーシャルメディアの利用者のうち、ソーシャルコマースの経験がある人は約75%にのぼる。家族や友人、企業のネット上の投稿を参考にして商品を購入する人が目立つ。書籍や雑誌、食料品、CDなどの購入の際にソーシャルメディアを参考にする人が多い。購入金額は「1万円未満」との回答が9割を占めている。

ソーシャルコマースの分野では、国内でもSNSとECの機能を併せ持つ「Origami(オリガミ)」や「Sumally(サマリー)」といった類似サービスがある。海外サービスが国内で浸透するためには、日本独特の細やかなサービス対応が求められる。

ファンシーは国内利用者からの問い合わせを電話で受けられるようコールセンターを設置。今後はコンビニエンスストア支払いへの対応を検討している。ピンタレストも日本語版では米国版よりカテゴリーを細かく分け、希望の画像を見つけやすいようにした。

物流網の整備も急務だ。ファンシーは東京23区内の一部地域で即日配送に対応しているが、対象商品はごくわずか。多くの商品は海外から発送するため、届くまでに2週間程度かかることも少なくない。

来年中にも国内に物流拠点を開設し、消費者に人気の高い商品を保管することで速やかに商品を届けられるようにする方針だ。

(菊池友美)

[日経MJ2013年12月18日付]

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