2019年8月18日(日)

ソーシャルコマースの威力 伊勢丹・トヨタで始動

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2013/12/18 7:00
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 身近な商品や欲しい物の画像の閲覧・共有を促し、商品の購買につなげる「ソーシャルコマース」が盛んになっている。特に最近では、こうした機能を持つ海外のネットサービスが続々と日本に進出。世界中にいるユーザー層を活用し、外国のユーザーに日本の商品を売り込もうと試みる企業も出てきた。国内外の実店舗の集客力の向上を目指す取り組みも今後増えそうだ。

FANCY・ピンタレスト…続々日本へ上陸

利用者同士が情報を交換しながら商品を購入する「FANCY」

利用者同士が情報を交換しながら商品を購入する「FANCY」

東京都世田谷区在住の会社員、阿部亜希子さん(37)の日課は、スマートフォン(スマホ)やタブレットでアプリ「FANCY(ファンシー)」をチェックすること。毎日追加される新しい商品写真からお気に入りを選び、他の利用者のコメントを閲覧するのが楽しみという。「世界中のおしゃれな雑貨や洋服の写真が多く、見たことないものばかりでワクワクする」。10月にはファンシーで見つけた約61ドルのドアマットをアプリを通じて購入した。

ソーシャルコマースとは、SNS(交流サイト)などのソーシャルメディアを通じて、商品の画像や感想を交換してもらいながら商品の購買につなげる手法だ。企業側は、画像がどのように共有されているかを基に、商品の人気度や購買層などを把握できる。

今春、日本語でのサービスを本格的に始めた米国発のファンシーは、電子商取引(EC)機能を持つ画像SNS。世界140カ国以上に1100万人の利用者を持つ。ユーザーはECサイトや自分の端末で撮影した写真などをファンシー上にアップロード。気に入った画像を収集したり、互いにコメントしあったりして楽しめる。

ECサイトなどを運営する企業も、自社が取り扱う商品の画像や価格などの情報をファンシー上で公開することが可能。一般ユーザーがすでに自社商品の画像を投稿している場合は、ファンシー側からの売り手としての認定を得ることでファンシーを通じて商品を販売できる。商品が売れた際は、売り上げの一部をファンシー側に手数料として支払う仕組みだ。

ファンシーが取り扱う商品は腕時計や家電、衣料品などで数十万円する高額品も多く、価格の安さを強みとする多くのECサイトとは一線を画す。ファンシー日本オフィスの矢田公作代表は「高級デパートを周回するような買い物体験を大切にしている」と話す。

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