世界制覇へ躍進、LINEに乗れ 海外展開の好機 (徳力基彦)

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2013/12/13 7:00
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11月25日、LINEのユーザー数が3億人を突破した。サービス開始からわずか2年5カ月での3億人突破は、驚異的なペースといえ、1億人から2億人までは半年、2億人から3億人までは4カ月と1億人の獲得ペースは速まっている。森川亮社長は2014年中の5億人突破を明言しているが、現在のペースが続けば達成はそれほど難しい目標ではないように見える。

(1)LINEのユーザー数が3億人を突破、来年中に5億人を目指す。
(2)アジアだけでなく、欧米でもユーザーを増やせるかが注目点。
(3)日本企業が海外ユーザーに知られるプラットフォームになる可能性も。

「次の目標は5億人」と語るLINEの森川亮社長=共同

「次の目標は5億人」と語るLINEの森川亮社長=共同

ここで注目したいのがLINEユーザーの国別の推移だ。実は日本のユーザー数は1月に4000万人台といわれていたが1年近くたった今でもまだ5000万人台にとどまる。日本のスマートフォン(スマホ)契約数が5000万人といわれており、スマホ利用者が増えなければLINEユーザーもそれほど増えない構造になっている。

それとは逆にLINE躍進の原動力となっているのが、LINE利用者の8割を占めるという海外のユーザー。特に台湾、タイ、インドネシアなど東南アジア地域での利用が多い。今後のさらなるLINEの躍進を占う上でポイントとなるのが欧米諸国での展開だ。実は欧米にはWhatsAppという強力なライバルが存在する。登録ユーザー数は非公開だが、月間アクティブユーザーが3.5億人いるといわれ、ヨーロッパや南米で高いシェアを誇る。

WhatsAppも基本的にはLINEと同様の機能を持つスマホメッセンジャーだが、スタンプなどの様々な機能を持つLINEに比べシンプルだ。この違いにLINEの今後を占う上での議論のポイントがある。

まずLINEのスタンプ機能が受けるのはアジア諸国が中心で、欧米では受けないのではないかという仮説だ。実はLINEブームの初期の頃に筆者の知り合いが米シリコンバレーでLINEを見せて回ったが、大抵の場合あまり良い反応を得られなかったと言っていた。米国のユーザーはLINEのスタンプのようなアニメやマンガを使ったコミュニケーションは子供っぽいと感じる面があるそうだ。

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