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和食の心世界へ 無形文化遺産に登録決定

国連教育科学文化機関(ユネスコ)は4日、アゼルバイジャンのバクーで政府間委員会を開き、日本政府が推薦した「和食 日本人の伝統的な食文化」を無形文化遺産に登録することを決めた。日本からの登録は歌舞伎や能楽などに続き22件目。日本の食文化が国際的な評価を得たことで、外国人観光客の増加や農水産物の輸出拡大につながる可能性がある。

安倍晋三首相は5日未明、和食の登録決定について「心からうれしい。日本人の大切な食文化を末永く後世に引き継ぎたい。海外の方々にも和食の良さを理解いただけるよう、さらに発信していきたい」との談話を発表した。

食関連の無形文化遺産では、既に「フランスの美食術」「地中海料理」「メキシコの伝統料理」「トルコのケシケキ(麦がゆ)の伝統」が登録されており、和食は5件目。

日本政府は、東京電力福島第1原子力発電所の事故で風評被害を受けた日本食の信頼回復を図り、震災復興の象徴にしようと昨年3月に和食の登録をユネスコに提案。「四季や地理的多様性による新鮮な山海の幸」「自然の美しさを表した盛り付け」「正月や田植えなどとの密接な関係」など文化性の高さをアピールしてきた。

事前審査するユネスコの補助機関は10月、「社会の連帯に大きな役割を果たしている」として、和食の新規登録を求める「記載」の勧告をしていた。

無形文化遺産は「世界遺産」や「記憶遺産」と並ぶユネスコの遺産事業の一つ。

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