鯖江市のjig.jp、総務省のオープンデータ実験参加
福井県鯖江市に拠点を置くソフトウエア開発のjig.jp(東京・渋谷)は28日、公共データを民間活用する「オープンデータ」の総務省の実証実験に参加すると発表した。実験場所の一つになった鯖江市での実験に協力する。
鯖江市は全国に先駆けてオープンデータを推し進めている。名所旧跡の情報から、公衆トイレやバス停の位置などさまざまな情報を公開し、スマートフォン向けのアプリが作られている。実証実験では中小都市のモデルケースとして位置付けられている。
同市とjig.jpは、プログラミングに関する知識が少ない自治体の職員でもデータ公開が簡単にできるシステムを開発する。具体的には「エクセル」にデータを打ち込むだけで、利用しやすいデータ形式に変換できる仕組みにする。