2018年11月19日(月)

グーグル、いざ陸海空へ 進化する「びっくり箱経営」
革新のイメージ、アップルしのぐ

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2013/11/24 7:00
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次はいったい何が飛び出すのか。米グーグルの「びっくり箱経営」が異彩を放っている。インターネット空間を飛び越えた活動が勢いづき、イノベーション銘柄としての存在感が膨らむ。斬新な製品やサービスを出せず、じわじわと退潮の色が濃くなるライバル企業とは好対照をなす。だがIT(情報技術)の持続的発展を考えれば、対抗勢力がぜひほしい。

■「謎のはしけ」が話題に

「どうすればグーグラー(グーグル社員)になれますか」「まずは高校を卒業して大学に行く。5年したら連絡をくださいね」――。10月29日、東京都港区の広尾学園。コンピューター教育の一環で高校1~2年生およそ80人に特別授業をしたグーグルのエリック・シュミット会長は女子生徒の質問に笑顔で答えた。

世界で働くグーグラーは4万人以上。「仕事は挑戦的なものでなければならない。重要案件ほど人はやる気を起こし、面白がる」。ラリー・ペイジ最高経営責任者(CEO)の言葉通り「奇策」が目白押しだ。

サンフランシスコ湾の海上に巨大な建造物が出現し、今、「謎のはしけ」と話題になっている。主はグーグルだ。4階建て、長さ70メートル超。同社は「新しい技術を知ってもらう双方向スペース」と詳細は明かさないが、眼鏡型コンピューター「グーグル・グラス」などのショールームとの見方が強まっている。

海だけではない。太陽電池や通信設備を載せた直径15メートルの大型風船をいくつも成層圏に浮かべ、ネット接続の中継に使う実験にも乗り出した。インフラ整備が遅れる地域に高速のネット環境をもたらし、災害時のバックアップ用途も見込む。

■加齢や疾病の研究も

そして地上ではGoogleマークの自動運転車が走る。「今から15年後、ボタンを押せば家の前に車がやって来る。乗り込んで目的地を告げればいい……。そう考えただけで毎日の仕事が楽しくなる」。開発をリードする共同創業者、セルゲイ・ブリン氏は語る。

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