2019年6月16日(日)

北関東3県の工場立地2.4倍 1~6月

2013/11/16付
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経済産業省が15日発表した2013年1~6月期の工場立地動向調査によると、北関東3県の立地件数はそろって増え、前年同期比で2.4倍の計144件だった。東日本大震災からの復興関連の優遇制度や大規模太陽光発電所(メガソーラー)の増加が数字を押し上げた。メガソーラー関連を除いた件数は栃木、群馬で減少した。

立地件数が前年同期比3.7倍の56件と全国1位だったのが茨城県だ。立地面積は2.3倍の148ヘクタールで5位。日立建機などが共同出資するHAXコーポレーション(茨城県高萩市)が油圧ショベルに使うベアリング(軸受け)などの工場を同市に建設。日野自動車が古河市で稼働させた工場に対応し、関連会社の三五関東(東京都日野市)が下妻市に進出した。

東日本大震災や原発事故の風評被害に関連した県内対象の補助金や税制優遇などが寄与した。

栃木県の立地件数は36件と前年比2.8倍に、面積は121ヘクタールと11倍に増えた。全国順位はともに6位。メガソーラーの建設が活発で、大林組の全額出資子会社、大林クリーンエナジー(東京・港)が宇都宮市内のゴルフ場跡地に建設を始めるなどの動きがあった。

群馬県は立地件数が前年比1.7倍の52件と全国2位に付けた。立地面積は1.2倍の95ヘクタールで9位。医薬品を扱う日本メジフィジックス(東京・江東)などが進出した。

各県ともメガソーラーの比率が立地件数の6~7割程度を占め、数字を押し上げた。メガソーラーを運営する電気業を除いた立地件数は茨城が24件で前年より71%増えたが、11件だった栃木は前年比で2件減り、17件の群馬は11件の減少だ。

各県は波及効果の高い製造業の誘致を急ぐが、下期も一定の成果は期待できる。栃木県ではホンダ系緩衝器大手ショーワのテストコース用地(塩谷町)や、プレカット材大手のテクノウッドワークス(鹿沼市)の新工場などが入る見込みだ。

群馬県も企業のリスク分散や北関東自動車道の全通による交通網の充実などで「下期に盛り返すのでは」と期待。工業団地の整備を進めている。

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