札幌市内の観光施設、マンガで紹介 札商が11日に発行
札幌商工会議所は6日、マンガのストーリーの中で札幌市内の観光施設を紹介する情報誌を11日に発行すると発表した。人気マンガに登場する場所が観光名所としてにぎわうなか、逆にマンガを独自に企画して観光施設を取り上げる。来年夏にも第2弾を計画する。
マンガの題名は「札幌乙女ごはん。」。札幌に住む30歳前後(アラサー)の女性を主人公とし、ラーメン店「弟子屈ラーメン」や商業施設「ノルベサ」など5施設が登場する。
道内唯一というマンガ出版社のエアーダイブ(札幌市)が企画・編集し、札幌市に住むマンガ家の松本あやか氏が描く。表紙や施設の情報を含め全28ページで1部105円。札幌市内の書店などで販売し、当初3千部を発行する。
札商マンガコンテンツ活用委員会の戎谷侑男委員長(旅行会社のシィービーツアーズ社長)は「ストーリーの中でさりげなく施設を紹介し、札幌の魅力をマンガを通じてより知ってほしい」と話す。マンガと組み合わせたバスツアーやイベントなども検討する。