2019年1月20日(日)

東北薬科大が医学部構想 15年度にも、首相指示受け名乗り

2013/10/11付
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東北薬科大学(仙台市)は11日、医学部を新設する構想を発表した。最短で2015年度の設置を視野に準備を進める。安倍晋三首相が10月初旬、下村博文文部科学相に東北への医学部設立検討を指示したことを受け名乗りを上げた。医師不足に対応するため、東北で医療活動に従事する医師の育成を目指す。

医学部新設は1979年の琉球大学以降実現していない。構想では入学定員が100人。当初は薬学部キャンパスを活用しつつ、新キャンパスの整備を計画する。施設や設備の整備にかかる経費は最低で約229億円と試算した。必要額は保有する金融資産の範囲内といい、安定した運営ができるとみている。

東北薬科大は旧・東北厚生年金病院(仙台市)を取得し、今年4月に東北薬科大学病院として発足させた。医学部設置が認められれば付属病院を持つ強みを生かすほか、東北大学医学部にも協力を要請する方針だ。

在学年数の1.5倍の期間を東北で勤務する義務を負う替わりに、論文と面接を重視する入試を受けられる「地域特別選抜枠」を東北全体で10人程度設けるなど地域医療の充実に力を入れる。

東北薬科大の高柳元明学長は11日の記者会見で「たぶん認められるだろうと確信、自信を持っている」と力を込めた。理由として74年間にわたり薬学教育に携わった経験や、財政面での優位性を強調した。

医学部新設を巡っては一般財団法人、厚生会仙台厚生病院(仙台市)が東北福祉大学(同)と共同で震災前の11年1月に構想を発表している。東北福祉大に医学部を新設するもの。

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