2018年6月19日(火)

トヨタの自動運転車に乗ってみた 初心者でも首都高安心
とっさの判断、人より速く

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2013/10/20 7:00
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 トヨタ自動車はこのほど高度なレーン検知システムと車同士の無線通信を組み合わせた自動運転支援システムを搭載した車の公道デモンストレーションを開いた。場所は首都高速道路。新システムは渋滞や急カーブにあふれた都市の高速道路でも使えるのが特徴だが、運転が難しそうな首都高で一体何が起きるのか。記者が試乗した。

■ハンドルから手を離しても…

 14日から東京で開催した高度道路交通システム(ITS)の世界会議「ITS世界会議」に合わせ自動車各社による最新技術の一般公開が相次いでいる。トヨタの公道デモもその1つだ。

 乗せられたのは「レクサス」を改造した試験車だ。助手席に座り、トヨタの担当者が車を運転。首都高入り口から合流帯を抜けるまでは普通のドライブだったが、そこからは驚きの連続だった。

 「今から前を走る別の試験車と通信します」と担当者。モニターに目をやると二台の車が波長でつながるアニメーションが流れ、前の車との距離や速度が表示される。「今、前の車の速度情報を、無線でリアルタイムで取り込んでいます」。一体何のため?

 渋滞が始まり前の車が減速すると、こちらも減速。「全く同じタイミングでこの車もブレーキを踏んでいるんです」

■急カーブ・急ブレーキに即応

首都高速を自動運転するトヨタの試験車両

首都高速を自動運転するトヨタの試験車両

 よく見ると担当者がハンドルから手を離している。「あれ。もしかして自動で運転してますか」。高速レーンに乗ってから、実はハンドルもブレーキもアクセルもいじっていないらしい。

 そんなことにすら記者が気づかないほど自動走行はスムーズだ。「車線に沿った走行を支援するレーンキーピングは、今までは直線での高速運転が主体でした。今回は急なカーブや低速時も対応できます。そこに通信も連動させて車間距離を保っています」。カメラやセンサーによる前の車の位置の把握だけでなく、無線を介することで走行状態や車間距離を精緻に把握できるという。

 なるほどと思ううちに首都高特有の急カーブ。車は適度な速度を保ちつつ左へスムーズに曲がっていった。ハンドルをみると勝手に動いている。

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