「女川ブランド」水産品、町ぐるみで推進

2013/10/11付
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宮城県女川町は町内の水産加工業者などが共通のブランドを使って新商品を売り出すプロジェクトを始める。地域の食材を使った加工品を民間の街づくり会社が認定、ネットや町内の店舗で売り出す。キリンビールが復興基金から5千万円を拠出し、商品開発と販路開拓を支援する。

ブランド名は「AGAIN(あがいん)女川」。「食べてください」を表す女川地区などの方言「あがいん」と、「再び」を意味する英単語を掛け合わせた。町内の若手経営者らが主導する復幸まちづくり女川合同会社が認定した商品をこのブランド名で販売する。

当初は3商品で始める。マルキチ阿部商店(女川町)がウニみそなどを使ったしそ巻き、岡清(同)がタコやホタテのオリーブオイル漬け、高政(同)が蔵王チーズを使った笹(ささ)かまぼこをそれぞれ開発。認定商品は順次増やす。

10日、町内でプロジェクト始動の式典が開かれた。須田善明町長は日本経済新聞の取材に応じ「町の今後を担う若手中心の企画で再生への大きなブレークスルーになる」と期待を表明。マルキチの阿部淳専務は「海と山の幸を融合した商品を作った。女川の水産物を世の中に流通させたい」と意気込んでいた。

活動を支援するキリンビールマーケティングの小西弘晃宮城支社長は「町中の若者が一体となって水産加工品の付加価値を高めようとする宮城県内でも先駆的なケースだ」と指摘している。

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