ハウステンボスの低価格ホテル、ロボット使い人件費圧縮
ハウステンボス(HTB、長崎県佐世保市、沢田秀雄社長)は4日、環境への配慮を前面に打ち出した低価格ホテル「スマートホテル」の概要を発表した。2階建てで客室数は200室。宿泊料金は1泊7000~1万円程度に抑える。来年6月に着工し、12月に完成する予定だ。
新ホテルは運営コストの抑制を徹底する。客室の仕様を統一するなどして、建設費を通常の半分に下げる。案内業務などにロボットを利用し、人件費を圧縮。太陽光、太陽熱など自然エネルギーを熱源に使い、ホテル運営で大きなウエートを占める光熱費を減らす。
今夏に検証を始めた環境技術の実験棟「スマートハウス」の最新技術を取り入れる。新ホテルで低コスト運営のノウハウを確立し「将来の海外展開につなげたい」(沢田社長)としている。
HTBはスマートハウスで新たに風力発電や磁力発電設備の実験を始めることも明らかにした。
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